福岡・天神2.5km圏に拠点を集約する運営設計で 現場品質と安心感を両立し「日本の暮らし」を感じる民泊へ
- 製品
- LINKEY Plus
- 台数
- 5台
- 導入時期
- 2023年
- 利用しているシステム
- minpakuIN
どのような事業を展開されていますか?
不動産事業の一環として、民泊施設「IONSTAY」を運営しています。
もともとは賃貸ビルとして計画していた物件でしたが、訪日観光客の増加を背景に、宿泊施設として活用する形に転換しました。
現在は、福岡市中央区の天神エリアを中心に、天神・博多・天神南の3拠点を展開しています。
いずれも家族やグループでの利用を想定した物件設計が特徴で、ゲストの約7割は海外からの観光客です。
日本で「暮らすように滞在できる」ことをコンセプトに、住まいの延長のような空間づくりを大切にしています。

スマートロック導入を検討されたきっかけを教えてください。
事業開始当初は、キーボックスを使った物理鍵の受け渡しでチェックインを行っていました。
しかし、鍵の紛失や複製といったリスクが常にあり、運用面・セキュリティ面の両方で不安を感じていました。
スタッフが常駐していなくても安心して鍵を管理できる仕組みが必要だと考え、スマートロックの導入を検討しました。
初代LINKEYを見かけたとき、「これなら実際の運用が回りそうだ」と直感的にイメージできた点が大きかったと思います。
その後、初代LINKEYのカードキー運用を経て、現在はminpakuINと連携できるLINKEY Plusを導入しています。

LINKEY Plus はどのように活用されていますか?
現在は、建物の玄関と宿泊スペースの内扉の2か所にLINKEY Plusを設置しています。
玄関は事前に設定した暗証番号で入室し、チェックイン端末で本人確認が完了すると、内扉の暗証番号が発行される仕組みです。
本人確認を経たゲストのみが宿泊エリアに入れるため、不正利用の防止にもつながっています。
中古物件を民泊として活用する場合、チェックイン専用スペースを確保するのが難しいケースもありますが、この仕組みであれば物件の構造を変えることなく運用できます。
また、鍵の状態を遠隔で確認できるため、万が一ゲストが操作に迷った場合でも状況を把握して対応できます。
実際には鍵の使い方に関する問い合わせは非常に少なく、ゲストや清掃業者からも困るという声はほとんどありません。
運営面で特にこだわっている点は何でしょうか?
私たちが大切にしているのは、非日常の演出よりも日本のリアルな暮らしを感じられる滞在体験です。
豪華さを競うのではなく、自分が泊まるなら何が必要かという視点で、家具や備品、動線を考えています。
また現在は清掃業務を外部に委託していますが、社員が独自のチェックリストをもとに巡回し、清掃中や清掃後の状態を確認する体制を取っています。
物件を天神から2.5km圏内に集約しているため、清掃品質の確認やトラブル対応を迅速に行えるのも特徴です。
今後は、より高いサービス品質を目指し、清掃業務の内製化を予定しています。
今後の展望があれば教えてください。
現在は3拠点での運営ですが、条件に合う魅力的な物件があれば、今後も拡大していきたいと考えています。将来的には、これまでとは異なる超高級路線の宿泊施設にも挑戦してみたいという構想もあります。
ただしまずは清掃体制をさらに整え、既存施設のサービス品質を高めていくことを優先したいですね。
品質をきちんと保てる範囲で、着実に展開していきたいと思っています。


株式会社岩久興産
- 施設名
- IONSTAY(天神/博多/天神南)
- 住所
- 福岡県福岡市
- 運営形態
- 民泊(中古物件を活用)
- Webサイト
- https://iwakyukousan.com/ionstay/
- 取材時期
- 2026年1月
▶ この事例の背景にある考え方は、こちらの記事で整理しています。
