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更新日:2026/11/05

引き戸の民泊向けスマートロックの選び方|専用製品とLINKEY Plusの鍵管理を比較

Written byスマートロック「LINKEY」マーケティングチーム

引き戸のある民泊で、鍵の受け渡しを減らしたい。
そう考えてスマートロックを探しているホストもいるでしょう。

引き戸専用の製品が登場し、後付けの選択肢は増えています。
ただ、民泊では取り付けられるかに加えて、予約ごとに暗証番号を用意し、ゲストに案内し、利用終了後に使えなくするまでの流れも考える必要があります。

この記事では、CANDY HOUSEの「SESAME 6 Pro 引き戸」と、当社の施設向けスマートロック「LINKEY Plus」を取り上げ、設置条件と鍵管理の違いを整理します。

まずは、この記事でわかる内容を簡単にまとめます。

この記事でわかること

  • 引き戸専用製品とLINKEY Plusの設置条件の違い
  • 解錠や遠隔管理に必要な機器と、予約ごとの鍵管理の確認点
  • LINKEY Plusを引き戸で検討する場合の制約と相談方法

※LINKEY Plusは開き戸を想定した製品です。引き戸での使用は非推奨・製品保証対象外ですが、その前提を理解・了承いただいたうえで導入いただいているケースがあります。取り付けの可能性や運用上の注意点は、扉・錠前の状態に応じて個別にご相談を承っています。
※比較内容は2026年11月4日に確認した公開情報などに基づきます。仕様や販売条件は変更される場合があります。

引き戸専用製品とLINKEY Plusでは、設置の前提が異なる

引き戸に使うスマートロックを選ぶ際は、まず、その製品がどのような扉や鍵を想定しているかを確かめましょう。
専用設計の製品と、想定する扉が異なる製品では、導入時に検討すべきことも変わります。

SESAME 6 Pro 引き戸は、引き戸の鍵を操作する専用製品

SESAME 6 Pro 引き戸は、上下に動かすサムターンなど、引き戸の鍵を操作するためのスマートロックです。
既存の鍵に後付けする方式で、そのまま取り付けられない場合には、オーダーメイドアダプターの相談も案内されています。

引き戸への対応を前提に設計されている点は、製品を検討するうえで大きな特徴です。

ただし、専用製品であっても、自分の扉への適合確認は必要です。
鍵の形状だけでなく、本体を取り付けるスペースや、扉を動かした際の干渉も含めて確かめてください。

LINKEY Plusは引き戸では非推奨・製品保証対象外

LINKEY Plusは、開き戸への取り付けと運用を想定して設計しています。

引き戸では、扉のがたつきや閉まり方によって本体に想定外の力が加わったり、扉が閉まり切る前に自動施錠が作動したりする可能性があります。
そのため、引き戸での使用は推奨しておらず、製品保証の対象外です。

こうした制約を理解・了承いただいたうえでの導入実績はありますが、取り付けられることと、安定した動作を保証できることは別です。
扉や錠前の状態に加え、自動施錠の扱いなど、実際の運用方法も含めて検討する必要があります。

引き戸の構造や施工前に見る箇所については、こちらの記事でも解説しています。
確認すべき寸法や設置条件は、使用する製品によって異なります。

▶ 引き戸への取り付けを検討する際の物理チェック

解錠方法と必要な機器、費用の内訳を比較する

ゲストに暗証番号で解錠してもらいたい場合や、ホストが遠隔から管理したい場合には、本体以外にどの機器が必要かも比較しましょう。

以下は、SESAME 6 Pro 引き戸に必要な周辺機器を組み合わせる場合と、LINKEY Plusをゲートウェイ・Web管理ツールとともに利用する場合の整理です。

比較項目 SESAME 6 Pro 引き戸 LINKEY Plus
取り付け方法 既存の鍵に後付け。付属テープや別売りマグネットによる取り付け 適合する錠前に本体をネジで固定。引き戸では個別の検討が必要
暗証番号での解錠 暗証番号入力に対応する別売り機器との組み合わせが必要 室外機のタッチパネルに入力
遠隔操作・管理 別売りのHub3と通信環境が必要 ゲートウェイと通信環境を用意し、LINKEY Web管理ツールを利用
施錠・解錠履歴 アプリで履歴を確認 LINKEY Web管理ツールで確認
電池残量 残量が少なくなるとスマートフォンに通知 管理画面で残量を確認。本体は残量低下をアラーム音とLEDで通知
電池切れ時 既存の物理鍵を引き続き利用可能 非常用給電端子への9V角形乾電池による給電や、併用する物理鍵で解錠
費用を比べる際に含めるもの 本体、必要な解錠機器、Hub3、アダプターなど 本体、ゲートウェイ、Web管理ツール利用料、必要に応じた施工費など
引き戸での保証 民泊利用を含む適用条件は購入前に確認 製品保証対象外

※解錠方法や利用機能は、組み合わせる機器によって異なります。セサミの暗証番号解錠には、SESAMEタッチ2Proなど、暗証番号入力に対応する別売り機器が必要です。

費用は、本体価格だけで比べると差を読み違えやすくなります。
例えば、暗証番号解錠と遠隔管理の両方を希望する場合は、それぞれに必要な機器を含めて比べてください。

また、予約管理システムと連携する場合には、そのシステムの契約費用も別途考える必要があります。
初期費用と継続費用を分け、同じ運用を行うために何が必要かをそろえると比較しやすくなります。

予約ごとの暗証番号管理は、機能と作業の流れを確かめる

遠隔から鍵を開け閉めできることと、予約に合わせて暗証番号を管理できることは、異なる機能です。

民泊で使う場合は、予約を受けてからチェックアウトまでに、ホストが何を操作する必要があるかを整理しましょう。

番号の発行・有効期間の設定・ゲストへの案内

暗証番号で運用する場合には、番号を用意するだけでなく、使える期間を設定し、ゲストに伝える作業が発生します。

LINKEY Plusでは、有効期間を設定した暗証番号を管理できます。
対応する予約管理システムとの連携により、予約情報に応じた番号の自動発行や通知にも対応します。
利用できる機能は、連携先のシステムや設定によって異なります。

予約管理システムと連携しない場合は、ホストが予約に合わせて番号を発行し、ゲストに案内する運用も可能です。

SESAME 6 Pro 引き戸では、別売り機器による暗証番号解錠や、Hub3による遠隔操作が案内されています。
ただし、今回参照したメーカーの製品情報には、宿泊予約に連動した暗証番号の自動発行・通知について、具体的な利用方法の記載はありません。

予約との連携を希望する場合は、使用中の予約管理システムと組み合わせられるか、必要な機器やサービスも含めて確かめてください。

予約変更・キャンセル・チェックアウト後の番号管理

番号を発行した後にも、予約内容が変わることがあります。

例えば、宿泊日が変更された場合は有効期間を修正し、キャンセルされた場合は発行済みの番号を使えない状態にする必要があります。
チェックアウト後も、以前のゲストが同じ番号で解錠できないようにしておきたいところです。

LINKEY Plusでは、設定した利用期間が終了すると暗証番号が無効になります。
ただし、予約変更やキャンセルがどこまで自動反映されるかは、連携するシステムごとに確認が必要です。

製品やシステムを選ぶ際は、次のように実際の場面を想定すると、必要な操作が見えてきます。

  • 宿泊日が延びたとき、番号の有効期間をどこで変更するか
  • キャンセルされた予約の番号を、誰が無効にするか
  • チェックアウト後に、自動で失効するか、手動で削除するか

自動化できる範囲と、ホストが操作する範囲を把握しておけば、作業の抜けも防ぎやすくなります。

複数施設と清掃スタッフの鍵を管理する方法

施設が増えると、どの施設の番号や履歴を見ているのか、担当者が迷わず操作できることも重要になります。

LINKEY Web管理ツールでは、複数施設の暗証番号や施錠・解錠履歴を管理できます。
既に利用している予約管理システムとの連携も含めて、日々の作業をまとめたい場合に検討できます。

清掃スタッフについては、ゲストとは別の暗証番号や物理鍵を使うなど、施設に合った方法を決めます。
担当者が変わった際に、以前の解錠手段を使えなくする手順も必要です。

比較する際は、施設数だけでなく、鍵を管理する担当者と清掃スタッフの人数まで含めて考えましょう。

必要な管理機能と、引き戸で使う制約を踏まえて検討する

製品を選ぶ順序としては、まず扉への適合を調べ、そのうえで希望する鍵管理ができるかを比べると整理しやすくなります。

引き戸専用製品で、希望する運用ができるか確かめる

引き戸をそのまま使い、鍵の受け渡しを減らしたい場合には、専用製品の適合を調べることが出発点になります。

SESAME 6 Pro 引き戸では、自分の鍵に取り付けられるかを確かめたうえで、ゲストの解錠方法や遠隔管理に必要な機器を選びます。

その構成で予約ごとの番号管理を行えるか、ホストにどの程度の操作が残るかまで分かれば、導入後の運用を具体的に考えられます。
民泊で使う場合の保証やサポートの適用条件も、購入前に確認してください。

予約連携や施設の鍵管理を重視し、LINKEY Plusを検討する場合

予約に合わせた暗証番号の発行や、複数施設の鍵管理をまとめたい場合は、LINKEY Plusの管理機能が希望に合うかをご検討いただけます。
既にLINKEYを利用しているホストにとっては、新しい施設でも管理方法をそろえられるかが検討点になるでしょう。

ただし、管理機能が希望に合っていても、引き戸での動作や保証の制約は残ります。

LINKEY Plusを引き戸で検討する際は、扉や錠前の状態と、希望する管理方法を併せてご相談ください。
取り付けの可能性だけでなく、自動施錠の扱いなど、運用上の注意点も含めて検討します。

LINKEY Plusを引き戸で検討する際に必要な寸法や、扉・錠前の確認箇所は、こちらの記事をご覧ください。

▶ 引き戸への設置条件をまとめた記事

どの製品を選ぶ場合でも、ゲストが解錠できないときに誰が現地で対応するかは、施設側で決めておく必要があります。
物理鍵の保管方法や連絡先など、通常の解錠手段が使えない場合の手順も準備しておきましょう。

まとめ|設置条件と、予約ごとに必要な作業を合わせて選ぶ

引き戸専用のスマートロックが登場し、民泊でも後付けを検討できる選択肢が増えています。

製品を選ぶ際は、自分の扉への適合に加え、予約ごとの暗証番号管理、必要な追加機器、保証条件まで含めて比べましょう。
ホストが行う作業を具体的に整理すると、希望する運用に合うかを考えやすくなります。

よくある質問(FAQ)

最後に、引き戸への導入を検討する際によくある質問をまとめました。

Q. LINKEY Plusの引き戸相談では、どのような情報を用意すればよいですか?

扉全体、室内外の鍵まわり、錠前の型番が分かる写真があると、相談を進めやすくなります。

併せて、希望する解錠方法、導入したい台数、使用中の予約管理システムをお知らせください。
取り付けだけでなく、希望する鍵管理の方法も含めて検討できます。

Q. 既にLINKEYを使っています。引き戸の施設も同じように管理できますか?

現在の利用構成と、新しい施設で希望する管理方法をお知らせください。

既存施設と管理方法をそろえたい場合も、引き戸への取り付けや動作条件は別途検討する必要があります。
既存の開き戸と同じ条件で使えるとは限りません。

Q. 相談して取り付け可能と分かった場合、引き戸でも製品保証は受けられますか?

LINKEY Plusの引き戸での使用は製品保証対象外です。

取り付け可能であることと、製品保証の適用は別です。
導入をご検討の際は、動作上の制約や不具合が生じた場合の費用負担も含めてご相談ください。

引き戸へのLINKEY Plusの設置・運用を検討している方へ

引き戸への取り付けの可能性や、予約ごとの鍵管理について、個別にご相談を承っています。

LINKEY Plusの引き戸での使用は非推奨・製品保証対象外です。その前提を踏まえ、扉や錠前の状態と、希望する運用方法をお知らせください。

▶ 引き戸への設置・運用について相談する

参考資料

スマートロック「LINKEY」マーケティングチーム

この記事の著者

スマートロック「LINKEY」マーケティングチーム

このメディアは、
スマートロック「LINKEY」のマーケティングチームが運営しています。

私たちは、
「スマートロックを売る」ことよりも先に、
運営の仕組みや判断の考え方を整理することが大事だと考えています。

現場の声や実例をもとに、
導入するかどうかを決める前の段階でも
安心して判断できる材料を積み重ねていきますので、
気になるテーマがあれば、ぜひ参考にしてみてください。

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